2008年11月11日火曜日

我輩は猫である

1905年1月、「ホトトギス」に発表、好評のため翌年8月まで継続した。大倉書店、服部書店刊。

英語教師、苦沙弥先生の家に飼われている猫である「吾輩」の視点から、飼い主苦沙弥先生の一家や、そこに集う彼の友人や門下の書生たちの人間模様を風刺的に描いた、漱石の処女小説。「吾輩は猫である。名前はまだ無い。どこで生れたかとんと見当がつかぬ。」という書き出しは有名。舞台化されたほか、『吾輩ハ鼠デアル』『我輩ハ小僧デアル』など多くのパロディが生まれた。三島由紀夫も少年時代に『我はいは蟻である』(1937年)という小品を書いている。

我輩は猫である

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